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夢、記憶、あるいは紡がれた心象風景 #04

2014.09.25 20:08|Deemo二次創作
お兄ちゃんがわたしの家に来てくれることもある

みんなに優しいお兄ちゃんはわたしの家族とも仲が良くて
お母さんもお父さんもあの人もお兄ちゃんを笑って迎えている


そんな時、わたしはいつだって蚊帳の外だ

しょうがないのよ
お兄ちゃんのお家もわたしのお家も、代々ピアニストの名家なんだもの


次の演奏会はどうしようとか
どこそこの楽譜の展開はいまいちだとか


ちんぷんかんぷん やっぱりお兄ちゃんの声は聞こえないし
なんでもかんでも奪う家族にお兄ちゃんも取られてしまった気がして

わたしはこっそりピアノにさわる


少しでもお兄ちゃんの気が引きたくて
少しでもお兄ちゃんに近づきたくて


あれれ? でも指がちっとも動かない
まるで見えない誰かに押さえつけられているよう

音もリズムも分かるのに、勝手に違う鍵を弾いている




――――くすくす、おっかしい




何よ! さっきからブツブツうるさいわよ!


すぐに見つかって、やっぱり怒られる

今日は叩かなかったけど、お兄ちゃんがいたからいつもよりも、痛い
どうしてピアノが弾けないのかな……

じっと眺めても、そこにあるのはわたしの手。
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